未経験から介護職を始めるにはまずどうすればいい?

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現在、介護とはまったく関係のない職種に就いている方の中にも、「介護の仕事に興味がある」「将来、介護の仕事に転職したい」と思っている方も多くいると思います。

しかし、まったく経験が無い場合は、就職して仕事を続けていけるのか不安も大きく、なかなか転職に踏み切れない・・という方も多いと思います。

未経験の場合で、介護職に就きたいと思ったら、まずは何から先に始めたら良いのでしょうか?

介護のボランティアなどに参加し、介護の世界を経験してみる

介護職に興味を持ったきっかけは人それぞれだと思います。

「人の役に立つ仕事がしたい」「安定した仕事に就きたい」など、様々あると思いますが、中には実際に介護施設などで利用者の方とは接した事がない、という人も結構います。

世間一般では「介護の仕事では、毎日、職員は笑顔でお年寄りのお世話をして、優しいお年寄りから感謝されている」という、ほほえましいイメージを持っている人も少なくありません。

理想はそうなのですが、やはり理想と現実は違います。

施設に入所している利用者には、認知症や、精神疾患を患った方もいます。

自分が相手を思って優しく接したり、一生懸命、真面目に働いていても、利用者から理不尽な言葉を浴びせられる事もありますし、時には暴力を振るわれる事もあります。

そんな時、介護の仕事に高い理想を持って働きだした人は、「自分が思っていたのと違う・・」と、落ち込こんで、中にはすぐに仕事を辞めてしまう人も少なくありません。

せっかく以前の仕事を辞めて転職したのに、「前の仕事の方が良かった」と思う人も居るのです。

そんな残念な結果になってしまっては元も子もないですよね。

そんな事にならないように、未経験の場合はある程度、介護ではどのような高齢者をお世話するのか知っておいた方が良いと思います。

社会福祉協議会のHPや、介護施設などで募集している、高齢者相手のボランティアに参加してみると良いと思います。

ボランティアの内容は「高齢者の話し相手」や、「行事事の手伝い」などが主な内容になると思いますが、様々な高齢者と触れ合う事ができるので、良い経験になると思います。

介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の資格を取る

ボランティアを通じて、介護施設にはどのような高齢者がいるのかを、ある程度は知る事ができると思います。

ただ、食事介助、入浴介助、排泄介助などは基本的に、ボランティアはできない事になっている所が多いです。

利用者の方の身体介護は、転倒などで怪我をさせてしまう恐れがあるからです。

実際に利用者相手の介助を経験したい、と思うのなら介護施設での実習ができる「介護職員初任者研修」を受ける事をお勧めします。

また「ある程度知識と技術を身につけてから、介護の仕事を始めたい」と思う人にも、初任者研修の資格をお勧めします。

介護の資格の中でも、比較的取得しやすく、未経験でも真面目にやれば、ほぼ合格して資格を取得する事ができるからです。

資格取得にかかる費用も、だいたい5万~10万ほどと、他の資格に比べると、それほど高い金額ではありません。

初任者研修では、実技を含めた講習を決められた時間受け、その後、介護施設での実習を数日間行います。

実習生なので、実際の現場では職員の見守りの元、実際に利用者の方の身体介助を経験する事ができます。

私の働いていた施設にもよく実習生の方が来ていましたが、食事介助や入浴介助は必ず実際に経験してもらうようにしていました。

トイレ介助や、オムツ交換などは、「少し抵抗がある」という人もいるので、希望者だけにやってもらう、という感じでした。

初任者研修の資格を取得しにくる人たちは、その半数がすでに介護の仕事をしていて、スキルアップのために資格をとりにきます。

そして残りの半数は「介護未経験」の人達です。

資格を取る目的は「自分の親の介護のため、介護を勉強したい」という人も中にはいますが、大抵の人は「介護の仕事に就くために資格を取っておこうと思った」というのが理由です。

ですが、実習で介護現場を体験した人の中には「思っていたよりも大変そう」との理由で、資格を取っても、結局介護とはまったく関係のない仕事を選ぶ人も少なくありません。

初任者研修の資格を取得するには、お金も時間もかかります。

時間とお金をかけて資格を取ったのに、もし、経験してみて自分に合わなかったら、お金も時間ももったいない!と思うかもしれませんが、転職をコロコロする労力を考えると、あらかじめ資格を取得し、それからもう一度介護に転職するかを考えた方が、仕事を失うリスクは少なくなると思います。

また、資格は一度取得すれば有効期限などはありませんから、将来役に立つ可能性も十分あります。

実際に10年前に取得したヘルパー2級をきっかけに、子育てが終わってから介護の仕事に就いた人も居ます。

研修体制のしっかりしている働き先を探す

初任者研修の資格を取得したにせよ、しなかったにせよ、未経験の場合は就職先をどこにするかが重要です。

最近はどこの介護施設も人手不足なので、条件を高望みしなければ、未経験でも雇ってくれる施設はたくさんあります。

きちんとした施設の場合は、就職すると未経験者の場合は、基本的な身体介助の研修などがあり、ある程度慣れるまでは先輩職員が付いてくれます。

ただ、あまりにも人手が足りていない施設だと、そうはいきません。

いきなり初日で、正しいやり方も教えてもらえないまま、ぶっつけ本番で入浴介助やオムツ交換をさせられる職場もあります。

「いちいち手取り足取り教えている暇はないから、見て覚えて」という事です。

未経験の場合は、何が危険なのか、優先順位は何なのか、という事もわからないので、本人は混乱してしまいますし、利用者の方にとっても怪我などのリスクがあります。

こういう施設では、慣れるまでがとても大変ですし、慣れてからも、正しい介助の仕方を自分が身につけていないと、利用者の方を怪我させてしまったり、自分の体を痛めてしまう事にも繋がります。

長く介護の仕事を続けたいと思っているなら、「未経験だから、雇ってくれる所ならどこでもいい」と妥協するのではなく、複数の施設に面接に行き、研修体制の有無も確認しておく事をお勧めします。

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